全国各地で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)の発生が相次ぐ中、知的障害者の入所施設でも感染が広がり、関係者の苦悩が続いた。入所者や職員など121人が感染した千葉県東庄町の障害者支援施設「北総育成園」などが直面した課題や今後の備えを探った。
北総育成園の副園長、白樫久子さん(55)が異変に気づいたのは3月27日の朝だった。起床時に普段と様子が違う入所者を職員が検温したところ、6人が発熱していた。昼までに発熱者は十数人に膨れ、嘱託医に往診を依頼。インフルエンザを疑い検査をしたが、全員が陰性だった。
その直後、数日前から体調不良で休んでいた調理担当職員から電話が入った。
この記事は有料記事です。
残り1175文字(全文1466文字)
毎時01分更新
◇塩ひとつまみ、うまみ凝縮 大寒も過ぎ、冷え込みは今が本番…
「気がつくと、所持金は103円でした。4日の仕事始めに出勤…
かつて多数のテロ・ゲリラ事件に関与し、犠牲者を出してきた過…