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「野球がしたい」熊本地震1カ月後、全部員が集まった東海大九州 切り開いた道

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地震発生直後の東海大九州野球部グラウンド。地割れができ、外野は救助活動に使うヘリの駐機場所になった。左後方は阿蘇大橋を押し流した土砂崩れ=熊本県南阿蘇村の東海大阿蘇キャンパスで2016年4月16日午後3時1分、浅野翔太郎撮影
地震発生直後の東海大九州野球部グラウンド。地割れができ、外野は救助活動に使うヘリの駐機場所になった。左後方は阿蘇大橋を押し流した土砂崩れ=熊本県南阿蘇村の東海大阿蘇キャンパスで2016年4月16日午後3時1分、浅野翔太郎撮影

 2016年春。熊本県の東海大九州野球部の選手たちは2度絶望した。

 4月16日未明、熊本地震の本震が発生した。野球部のグラウンドがある熊本県南阿蘇村は震度6強を観測。発生時、村内の寮にいた部員らは慌てて避難した。部員らに被害はなかったものの、寮の向かいのアパートにいた学生が亡くなった。グラウンドは亀裂が入って使えなくなり、近くの阿蘇大橋は崩落した。多くの人が犠牲となり、部員らは打ちひしがれたが、何とか奮い立ち、懸命に救助活動を行った。

 本震から4日後、当時4年生で野球部の主務だった山田廉さん(26)に大学からメールが届いた。全日本大学野球選手権出場をかけた大会への参加を辞退するという連絡だった。大学野球の選手たちにとって東京の神宮球場などで開催される全日本選手権は大きな目標だ。その道が地震によって閉ざされた。「みんながバラバラになる。チームに戻るのは難しいだろうな」。山田さんはくじけそうに…

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