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今週の気持ち

今週の気持ちは「エアハイタッチ」

 「女・男の気持ち」(2020年6月11~17日、東京・大阪・西部3本社版計16本)から選んだ「今週の気持ち」は、東京本社版6月17日掲載の投稿です。

  ◆  ◆

<今週の気持ち>

エアハイタッチ 山梨県韮崎市・山寺直美さん(醸造業・61歳)

 「コロナ禍のこんなときにお買い物に来てくださってありがとうございます」

 お客様に商品をお渡ししながら、お礼の言葉を添える。そしてさらに続ける。「感謝の気持ちを込めてお客様と『エアハイタッチ』をさせていただきたいなあと思っております。よろしいですか?」

 多くのお客様は一瞬「えっ!?」という表情をされるが、ありがたいことに「いいですよ」と笑顔で協力してくださる。そして写真撮影にも応じてくださる。いま店頭には、許可をいただいたお客様との「エアハイタッチ」の写真が100枚ほど飾ってある。

 緊急事態宣言が出される前から自粛モードで、みそ・しょうゆの製造販売をする我が家も、店舗を開けておくべきか考えた。店舗は昔からの建物でドアもサッシではない。すきま風も十分入る(!?)し、お客様もひっきりなし、というわけではない。どうやら「密」の心配はなさそうだ。

 また、年配の方も多い地域で、ここでしか購入できないお客様もいらっしゃることを思い、店舗は従来通り開けることにした。そして、せっかくご来店くださるお客様には少しでも笑顔になってもらいたい。そんな気持ちで思いついたのが感謝の「エアハイタッチ」だった。

 もしかしたら笑顔にさせてもらっているのは、こちらのほうかもしれない。「エアハイタッチ」はもうしばらく続けていこうと思う。

  ◆  ◆

<担当記者より>

 今回ご紹介した山寺さんのお宅は、みそやしょうゆの醸造元です。商品は普段、お土産として県内の観光施設などに卸しているそうですが、コロナ禍で観光は打撃を受け、ご自分の店でしか販売できなくなりました。「うちの商品がほしいとわざわざ来てくださるお客様に笑顔になってもらいたくて」エアハイタッチでの記念撮影を発案したそうです。文末に書かれている通り、お客様から笑顔をもらえると、お店の人も元気になりますね。すてきな試みだと感心しました。

 小売業に限らず不特定多数の人と接するお仕事の現場では、さまざまな工夫がなされていると思います。これからも人と人との物理的な距離は離さざるを得ないでしょうが、心の距離は近くありたいですね。

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