メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

文化財物語

きのくにの宝/3 沖ノ島北方海底遺跡(和歌山市) 陶磁器、交易知る糸口に /和歌山

淡嶋神社に納められていた、海から引き揚げられたとされる陶磁器。貝殻などが付着している=和歌山市で、最上聡撮影

 “沈没船のお宝”といえば冒険物語の定番だが、考古学の世界でも沈没船とその遺物は近年、注目がとみに高まっている重要な“タイムカプセル”だ。

 紀淡海峡に位置する和歌山市の無人島群・友ケ島。その一つ、沖ノ島沖で漁師の底引き網漁によって引き揚げられたとされる陶磁器類が、同市加太の淡嶋神社に納められてきた。「海揚がりの品」として珍重されてきたという。

 和歌山市教委などによると、海上交通において友ケ島付近は、中世ならば堺、近世ならば大坂という大商業都市に向かう要衝だった。室町時代の日明貿易の交易船、江戸時代の物流を担った船が不幸にも海の底に沈み、積み荷の陶磁器類が漁師の網にかかったと推測される。そのため、この付近は「沖ノ島(友ケ島)北方海底遺跡」と呼ばれている。

この記事は有料記事です。

残り478文字(全文808文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. スーパーのカゴ、金網まで…BBQごみ「いたちごっこ」 禁止でも放置やまず

  2. コロナ患者また抜け出し 大阪の療養ホテルから 府が警備員増員する直前

  3. 「60」は首相の推薦者 桜を見る会、招待者名簿を初開示 06年開催

  4. 中村文則の書斎のつぶやき コロナから逃げる政権

  5. 御巣鷹墜落事故で救出、今は3児の母に 川上慶子さんの伯父が振り返る35年

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです