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金言

逃げなかった奴隷=小倉孝保

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 米国警官による黒人男性暴行死をきっかけに、欧米では奴隷制度に対する評価の見直しが盛んだ。実は日本にも、アフリカから奴隷とみられる人々がやって来たことがある。織田信長に仕えた黒人侍、弥助(やすけ)はその一人だ。

 信長が黒い肌をした外国侍を家臣としていたことは、宣教師ルイス・フロイスが16世紀末、書簡で記している。後に弥助と呼ばれる男性は1579(天正7)年、イエズス会の船で九州に入った。アフリカの東沿岸で売買された奴隷と考えられている。

 20代前半で整った顔立ち。明るく聡明(そうめい)、礼儀正しく壮健だった。武器の扱いに慣れ、イエズス会では宣教師の護衛をしていた。黒い肌が珍しかったのだろう。堺では彼を一目見ようと大勢が集まり、死者まで出ている。

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