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論点

東京都知事選と国政

 

 東京都知事選が18日に告示された。7月5日の投開票まで、選挙戦では新型コロナウイルス感染防止への対応などが問われる。人口と財源が集中する首都のリーダーを選ぶ選挙は、一地方選にとどまらず国政に影響を与えてきた歴史がある。非常時の指導者に求められる資質とは。そして、都知事選と国政の関係について識者に聞いた。

 戦後歴代9人の都知事を見ると、高級官僚が知事になったのは、元厚生次官で初代の安井誠一郎と元自治次官の鈴木俊一ぐらいだ。その他多くは「タレント」が当選してきた。先駆けは1967年に当選した美濃部亮吉だろう。マルクス経済学者の美濃部は、テレビ出演を通じてお茶の間にも親しまれた。革新系の知事として国政を意識し、反権力的な姿勢が世間に受けて、全国で報道されるようになった。主に関東で報道されていた都政が、美濃部知事の誕生により全国レベル化したといえる。

 美濃部の後、79年に就任した鈴木は、「財政のプロ」として革新都政で危機となった財政を立て直し、手腕を発揮する。タレントとは対照的に地味だったが、最終盤は箱物行政の推進や世界都市博覧会などで全国発信に注力した。東京と国政は切っても切れない関係にあり、全国化する宿命にある。

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