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小川さやかさん=河合隼雄学芸賞、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞

小川さやかさん=本人提供

 香港社会の隙間(すきま)に生きるタンザニア商人のコミュニティーを活写した「チョンキンマンションのボスは知っている―アングラ経済の人類学」(春秋社)でダブル受賞を果たした。

 在外研究のため、タンザニア人が集まる香港の巨大雑居ビルに住み込み、ボスを自称する「チャーミングなおやじ」のカラマと行動を共にした。暇があればくだらない動画を自撮りし、雨が降れば仕事を先延ばしする「ハメハメハ大王のよう」な暮らしに翻弄(ほんろう)されながら、実はその「いいかげんさ」に商売の鍵があることを明らかにした。

 アフリカ研究専門の人類学者。タンザニアで製造業の徒弟制度を調べようと大工に弟子入りしたが「セメント50キロが持てない」と2週間で断念。ならばと古着の行商人になり路上で売り歩いた。「流動的な世界に生きる彼らは人によく裏切られるけど、相手を憎まない。『あいつは今大変だから』みたいに、信頼できるかどうかは状況で変わる、と考えるのがいいなと思う」

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