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「家父長制は誰も幸せにしない」 韓国で異例の大ヒット 映画「はちどり」キム・ボラ監督インタビュー

「韓国で女性はどのように生きるべきかを考えながら撮りました」と語る映画「はちどり」のキム・ボラ監督

 韓国で2019年8月に公開され、観客動員数が1万人でヒットといわれるインディペンデント映画としては異例の14万人を超える大ヒットとなった韓国映画「はちどり」。「韓国で、特に女性からここまで大きな反響があったことに驚きました」。長編初監督作品ながらベルリン国際映画祭をはじめ国内外のさまざまな映画祭で50を超える賞を受賞した自作について、キム・ボラ監督(38)はスカイプインタビューで語った。【西田佐保子】

 「はちどり」は、恋や友情に悩み、喜びや怒り、嫉妬や悲しみなどさまざまな感情を経験しながら成長していく思春期の少女の姿を繊細に描写した作品だ。キム監督が同作を完成させたのは30代後半。長編監督デビューとしては、決して早くはない。「韓国には、ポン・ジュノ監督やパク・チャヌク監督など世界的にも活躍している監督が数多く存在しますが、年上ばかり。若手の新人監督が長編映画を撮るのは難しい状況です」

 ただ、理由はそれだけではない。「私は、多くの映画人を輩出している東国大(ソウル)の映画映像学科出身ですが、卒業生に女性監督は数えるほどしかいません。韓国で女性監督が活躍する場は少なく、ロールモデルになる人もいない。長い間、『自分が監督になるのは無理だろう』と決めつけて諦めていた。そのことに『はちどり』を撮り終えて気付きました」

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