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「鎖国」の島国、経済より命 コロナ感染者ゼロ、パラオの選択

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パラオで有機農業を営む依田貴美枝さん=鴻巣仁志さん撮影
パラオで有機農業を営む依田貴美枝さん=鴻巣仁志さん撮影

 南太平洋に浮かぶパラオ共和国は、これまで新型コロナウイルスの感染者を一人も出していない世界に数少ない国の一つだ。旅客機の運航を3月末に停止し、島への入国を禁じてから約2カ月。「コロナフリー」の安全地帯となった常夏の島の人たちはいま、なにを考え、どう過ごしているのだろうか。

入国・寄港拒否

 世界の感染者数は、いまも増え続けている。そんななかパラオから届いた写真は、別世界が存在することを教えてくれる。青い海と白い砂浜で、子供連れの家族がのんびりと遊んでいる。

 8年前からパラオで有機農業を営む依田貴美枝さん(70)は、パンデミック(世界的大流行)の情報に一時帰国を考えたが娘に反対された。「お母さん、出歩きたいでしょ? 外に買い物に行きたいでしょ? それなら日本に戻らないで」。感染リスクがない南国に残る米国人や日本人の中には母国との落差に罪悪感や後ろめたさを感じる者もいる。

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