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週刊テレビ評

「民度」が知れる出来事続き 不条理な現実、伝えているか=金平茂紀

 過去、数々の放言で知られる麻生太郎副総理兼財務相が、日本のコロナウイルス禍で死亡率が低いのは、他国と比べて「国民の民度のレベルが違うんだ」という趣旨のことをおっしゃったそうである。これ自体がニュースにもなった。なるほど民度が高いからか。

 河井克行・案里夫妻が、国政選挙に絡んで地元でカネをばらまいていたとして、公職選挙法違反(買収)の容疑で検察に逮捕された時点(18日)で、この原稿を書いている。何ともおぞましい事件だが、こんな克行氏が前の法相だったというのだから、なるほど日本の民度の「高さ」を世界中に知らしめたというものだ。この後任の現職大臣にしても、賭けマージャンをしていた検察ナンバー2を懲戒処分とせずに「訓告」で済ませたのだから、日本の民度の「高さ」をさらに知らしめ続けている。もっとも賭けマージャンの相手が僕らメディアの側にいる新聞記者だったとは、トホホでは済まない。

 だが、僕はもっと非道な、倫理的な罪があると思う。コロナウイルス禍で立ち行かなくなった中小企業の事業主などに行き渡るはずの持続化給付金の支給業務を委託された「何トカ協議会」と、そこから業務をほぼ丸投げされた電通系の各企業が行っていた所業だ。「中抜き」とか、弱っている人々への支援金(元はといえば、税金だ)をかすめ取るようなことはやってはいけない。「実体がないのでは」との批判を受けて、「何トカ協議会」…

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