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インバウンド・聖地巡礼

/45 谷中「澤の屋旅館」 普通の生活でおもてなし /東京

「感染症対策もなんとかやってます」と功さん(右端)

 「最近、前から入ってみたかったんです、というご近所の方たちが来られます。日帰り風呂とテレワークの部屋貸しも、思いのほか、好評でして……」

 谷中にある老舗「澤の屋旅館」の2代目、澤功さん(83)がほほ笑んだ。

 新型コロナウイルスの影響で外国人訪日客(インバウンド)が途絶えて2カ月以上。観光業に及ぼす被害は甚大なものになっている。個人旅行の外国人が集まることで知られる「澤の屋」はどうなっているのか。

 寺町の谷中に「澤の屋」が開業したのは戦後間もない1949年。新潟生まれの功さんは東京五輪が開かれた64年、宿の娘のヨネさん(76)と結婚した。当時、宿泊者の多くは修学旅行生や商用の出張者。バスで着き、夕食後、学生たちは部屋で枕投げ。朝食を終えるとそそくさと東京見物や仕事に出て行く。「地元と触れることはほとんどなかった。当時の観光旅館は、まあ、そういうものでした」。しかし、70年代に入ると社会が変…

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