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リポート2020

金魚、救いたい コロナ禍 長洲の生産者、悲鳴 祭り中止などで注文激減 /熊本

養魚池で金魚の様子を確認する松井さん

 新型コロナウイルス感染拡大で祭りなどが相次ぎ中止された影響で、すくい用金魚の全国有数の生産地である熊本県長洲町の業者が金魚を出荷できず悲鳴を上げている。祭りシーズンの夏場は例年出荷のピークだが、今年は注文が激減。養魚池の中で行き場のない金魚たちが寂しく泳いでいる。【城島勇人】

 「出荷量は(例年より)9割減。おまけに餌代もかかる。ダブルパンチだ」。長洲町の松井一也さん(72)は、約3000坪の敷地内に設けた養魚池を眺めながら苦渋の表情を浮かべた。

 町内の養魚業者14人でつくり、松井さんが組合長を務める町養魚組合の金魚の年間生産量は約67万匹(2018年度)。長洲町は奈良県大和郡山市や愛知県弥富市などと共に産地として知られる。中でも長洲町の金魚は93%が「すくい用」で、高級種などの「観賞用」は7%に過ぎない。

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