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岩手観光の目玉「わんこそば」再開 ガイドライン作成、客の後ろから投入

わんこそば再開に向けて準備をする「初駒」本店の岩渕秀光店長=盛岡市八幡町で

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 都道府県をまたぐ移動の自粛や観光振興が19日、全国で解除された。新型コロナウイルスの影響で窮地にある観光業を盛り上げようと、岩手県は「いわての観光リスタートセレモニー」を開催。岩手名物のわんこそばを休業していた一部の事業者も再開を決め、同業7社で独自に作成した感染を防ぐガイドラインを達増拓也知事に報告した。【日向米華、山田豊】

 県はこれまで、東京都など一部首都圏と北海道との間の不要不急の移動は「慎重に」と要請し、観光振興については「県内で徐々に」としてきた。19日からは移動に制限がなくなり、県をまたぐ観光振興も緩和された。

 盛岡市で同日開かれたセレモニーで、達増知事は「感染対策と社会経済活動の両立を図りながら、オール岩手で観光を進めていこう」と呼び掛けた。各施設での感染対策も紹介されたほか、県商工労働観光部長が作詞した、観光を盛り上げる応援歌も披露された。

 提供を自粛していた一部のわんこそば店も同日、再開した。

 わんこそばは「給仕さん」が客のそばで「どんどん」などと声を掛け、そばをおわんに投入する。客との距離が近く、掛け声で飛沫(ひまつ)も飛ぶため、多くの店で4月ごろから提供を自粛してきた。

 再開にあたってわんこそば事業者7社はガイドラインを作成。給仕が頻繁に手洗いすることや、客との対面を避けて間隔を保つことなどを盛り込んだ。県庁を訪れた花巻市の老舗「やぶ屋」の堀合浩之専務は「今回初めて7社で協力した。困難に立ち向かい、わんこそばを全国に発信したい」と報告すると、達増知事は「わんこそばは観光の目玉。独自のガイドラインはすばらしい」と評価した。

給仕は後ろに

 盛岡市八幡町の老舗そば店「初駒」も、約2カ月ぶりにわんこそばを再開した。多くの観光客が見込めるはずだったゴールデンウイークを含めて約3週間、閉店を余儀なくされ、売り上げは激減していた。

 再開後は、マスクを着けた給仕が従来の横や斜めではなく客の後ろに立つ。最大80人収容可能だったわんこそばのための座席数を半分にすることも検討している。岩渕秀光店長は「子どもが『こんなに食べたよ』と笑顔で教えてくれる光景が戻ってくると思うとうれしい」と期待した。

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