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「鮭の聖地の物語」日本遺産認定 1万年の歴史、綿々と 根室地域、標津遺跡群など文化財31件 /北海道

標津遺跡群の一つの「カリカリウス遺跡」。春先にはくぼんだ竪穴住居跡に雪が残り、当時の集落規模がイメージできる=北海道標津町提供

 標津町、根室市、別海町、羅臼町の1市3町が申請していた「鮭(さけ)の聖地の物語~根室海峡一万年の道程(みちのり)~」が19日、文化庁の日本遺産に認定された。道内では5件目で、サケの恵みを基盤とする暮らしが1万年も営まれた歴史に加え、観光資源としての潜在力も評価された。

 「鮭の聖地」の申請は3度目。サケの寒風干し風景や縄文時代以降の遺跡群など31件の文化財で構成した。日本列島の東門としてサケなどを介した世界との交流、江戸後期のサケ漁場を巡る和人とアイヌの衝突、昭和40年代の人工ふ化事業など、今に続く暮らしとサケの関わりを知ることができ、日本遺産審査委員会は「自然と人間との闘いと共生が、サケを通してよく分かる」と評価した。

 中でもポー川流域にある「標津遺跡群」は、縄文~擦文時代の4400軒以上の竪穴住居跡が開発を免れて残っている貴重な史跡だ。寒冷地で土壌の腐食が遅いため、住居跡は今もくぼんだ状態のままで、この地で人々が数千年にわたりサケの恵みによって綿々と暮らしてきたことを実感できる。

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