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新型コロナ おデコにハリつけ不安軽減 芦屋の美容師開発、フェースシールド好評 /兵庫

フェースシールド「デコハリナ」をつけた客と話をする小南匠史さん=芦屋市で2020年6月11日午前11時25分、岸桂子撮影■「コロナ禍で、美容室に行くことをためらっている人が多い。その方々の不安を少しでも取り除きたい」と話す小南さん

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切った髪の毛つかぬよう 3年前に商品化

 芦屋市で美容室を営む小南匠史さん(61)が3年前に商品化したフェースシールド「デコハリナ」が、新型コロナウイルスの感染防止に活用できると注目されている。カットの際に髪の毛が客の顔につかないための開発だったが、今は客の接触不安を取り除くことに大きく貢献。各地の美容室から購入希望が相次ぎ、納入が追いつかない状態だ。【岸桂子】

 小南さんがフェースシールドの開発に着手したのは6年ほど前。どうしても顔面についてしまう細かい毛を気に掛ける、施術後の客の様子がきっかけだった。取り払うフェースブラシはあるものの、衛生面を懸念していた。「ブラシを使わないスタイルにしたい」と試作品作りを始めた。

「コロナ禍で、美容室に行くことをためらっている人が多い。その方々の不安を少しでも取り除きたい」と話す小南匠史さん=兵庫県芦屋市で2020年6月11日午前11時36分、岸桂子撮影

 最初はプラスチック板とゴムバンドで、さらに眼鏡タイプなども作ったが、「カットなどの邪魔になる」のが課題だった。その後、透明封筒の郵便物にヒントを得て、張りのある極薄のOPPフィルムを採用。パーマやカラーリングの際につける保護クリームをフィルム上部につけ、額に直接張る方法だ。八角形で縦14センチ、最大横幅20センチ。実用新案登録もした。

 経営する美容室「クリーム」(同市船戸町)で使い始めると、客から好評を得た。だが、美容材料店を通じて同業者に声を掛けても反応は芳しくなかった。「(フェースブラシを使い回す)現状にクレームがないのに、新しいモノを導入する必要なし、という感じ。お客様の『これ、いいわ』という声が心の支えでした」

 風向きが急変したのはコロナ禍が深刻化した3月以降。「シャンプーなど『密』になる場面でも安心していただける」と購入申し込みが相次いだ。今は月500~600点(業務用1点100シート入り)が売れ、入荷待ちの状態だという。

 小南さんは「新型コロナの影響で美容室に行くことをためらっているお客様が多いことを実感している。決死の覚悟で来られる方の安心と安全のためにデコハリナが役立つなら、一日も早く届けたい」と力を込めて語った。

 1900円(税別)。申し込みはデコハリナのウェブサイト(http://www.dekoharina.com/)の購入フォームから。

〔神戸版〕

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