- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、外出を控え、出前やインターネット通販で欲しいモノを届けてもらう「巣ごもり消費」が世界で急拡大中だ。しかし、急増する需要に配達員の確保が追いつかないなど問題も表面化。世界一の出前・宅配大国である中国も大きな壁にぶつかっている。
北京市内の繁華街。車や歩行者の間を縫うように、荷物を満載したバイクや三輪貨物車が駆け抜けていく。出前や宅配の配達員たちだ。
国土が広大な中国では、飲食店やスーパーが近所にないケースが多く、自宅や会社まで商品を配達してくれる出前などのサービスが急速に広まった。配送料は驚くほど安い。優待券を使えば、箱代を含めわずか数元(1元=約15円)。それを可能にしているのが、低賃金で働く農村出身の出稼ぎ労働者の存在だ。
この記事は有料記事です。
残り1594文字(全文1929文字)