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所変われば、事情も変わる。政権の方針や制度、歴史、慣習、地理、人々の志向の違いが、各国の経済や社会に特徴を生み出している。毎月テーマを変えながら、海外の現場を歩き、日本の実情を見つめ直していく。

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重労働、いつも人不足 拡大する出前・宅配需要 中国

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電動バイクから商品を取り出し、注文主に手渡す出前配達員=北京市内で8日午前、赤間清広撮影
電動バイクから商品を取り出し、注文主に手渡す出前配達員=北京市内で8日午前、赤間清広撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、外出を控え、出前やインターネット通販で欲しいモノを届けてもらう「巣ごもり消費」が世界で急拡大中だ。しかし、急増する需要に配達員の確保が追いつかないなど問題も表面化。世界一の出前・宅配大国である中国も大きな壁にぶつかっている。

 北京市内の繁華街。車や歩行者の間を縫うように、荷物を満載したバイクや三輪貨物車が駆け抜けていく。出前や宅配の配達員たちだ。

 国土が広大な中国では、飲食店やスーパーが近所にないケースが多く、自宅や会社まで商品を配達してくれる出前などのサービスが急速に広まった。配送料は驚くほど安い。優待券を使えば、箱代を含めわずか数元(1元=約15円)。それを可能にしているのが、低賃金で働く農村出身の出稼ぎ労働者の存在だ。

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