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今どきの歴史

『石に刻まれた江戸時代』(関根達人著) 危機の歴史に学ぶ

地震や噴火、火災、海難など、災害の供養塔が林立する回向院の境内。右端は、明暦の大火(1657年)の供養塔=東京都墨田区両国で2020年6月9日、伊藤和史撮影

 東日本大震災を機に「津波碑」が注目された。過去の巨大津波の到達地点を子孫に示し、いち早く安全圏に逃げるよう世代を超えて警告していたのだ。実は、災害を記した石碑は津波以外にも多く、その一字一句に祖先たちの真情がこもる。『石に刻まれた江戸時代~無縁・遊女・北前船』(吉川弘文館)を刊行した関根達人・弘前大教授(考古学)に聞いた。

 江戸時代の飢饉(ききん)の一つに宝暦飢饉(18世紀半ば)がある。関根氏の勤務地、かつての弘前藩(青森県)では、藩政改革と救済措置により一人の餓死者も出さなかったとされてきた。ところが、当時の過去帳の調査では、飢饉の年には前後の年より死者が格段に多いという不審点が浮かんだ。

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