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約3カ月の地上戦で約9万4000人の住民を含む約20万人が犠牲になったとされる沖縄戦。沖縄県内では今も毎年、ガマと呼ばれる自然の洞窟や壕(ごう)、原野などから遺骨が見つかっている。厚生労働省は遺骨のDNA鑑定を進めるが、身元が判明して遺族の元に返されたのはこれまでに5体だけ。23日は沖縄慰霊の日。収集に当たるボランティアは訴える。「家族の元に帰れない遺骨が今も沖縄の地に眠っていることに多くの人が関心を持ってほしい」
沖縄戦最後の激戦地となった沖縄本島南部の糸満市。雑木林の中に旧日本軍が構築したとみられる壕の跡があった。記者は6月上旬、遺骨や遺品の収集をボランティアで続ける南埜(みなみの)安男さん(55)=那覇市=に同行して暗闇の中に足を踏み入れた。
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