メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

悼む

中国文学者・井波律子さん=5月13日死去・76歳

=望月亮一撮影

 ザ・バンドというグループの楽曲を、井波さんはこよなく愛された。その録音を携帯し、仕事のあいまに聴き入る姿が、記憶に焼き付いている。もとより、中国文学の研究者である。アメリカのR&B的な音楽をロック化させたザ・バンドの響きとは、印象が重なりにくい。それでも、私は井波さんの文章を読んで、ザ・バンドの音を思いおこすことがある。同じ職場で、共同研究もしたせいか。

 力をそそいだのは、六朝時代、平たく言えば三国志以降の文芸研究であったろう。幻想譚(たん)や奇人の伝説にも、深い関心をよせていたと思う。だが、そのいっぽうで、通史的な読み物も数多くあらわした。中国文学への案内者めいた役割も、はたしている。

この記事は有料記事です。

残り390文字(全文688文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 二階氏サイド、自民の「習主席来日中止」決議案に猛反発 「待った」の可能性も

  2. 鹿児島、新たに30人の感染確認 28人がクラスター発生の飲食店客

  3. 首相官邸ネット発信「中の人」は電通マン 前任者も 政権のSNS戦略と深いかかわり

  4. コロナ感染止まらぬ新宿・歌舞伎町 区長はすがる思いで大物ホストの携帯を鳴らした

  5. 「給付金、今すぐくれないなら死ぬ」 逮捕された男はなぜ窓口で騒いだのか 孤独と貧困と誤解と

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです