専門は家族社会学。1988年から教壇に立った岩手大で、岩手県沿岸部在住の女性への聞き取り調査を続けた。釜石市の住民は複数の被災を乗り越えていることが分かった。
33年の昭和三陸津波、太平洋戦争末期に釜石市内の製鉄所を狙った米英軍による艦砲射撃、東日本大震災――。こうした被災からどう立ち直るのか、その経験を人生にどうつなげていくのか。住民の声に真摯(しんし)に耳を傾け続けた。「次の時代をどんな形で生きるにしても、打ちひしがれて終わるわけではないと分かった」と振り返る。
今年4月から浦和大社会学部現代社会学科長に就任した。「授業後に積極的に質問する学生が多くうれしい」と顔をほころばせ、「小規模で地域密着型の点がこの大学の魅力」と語る。
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