特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

銀座クラブママの嘆き 「月内はルールが」「株主総会までは」 接待自粛で客足戻らず

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
口元を覆うマウスガードを着けた望月さん=東京・銀座で斎藤文太郎撮影
口元を覆うマウスガードを着けた望月さん=東京・銀座で斎藤文太郎撮影

 新型コロナウイルスの流行で接待を伴う飲食店に対して出されていた営業自粛要請が解除された。繁華街はコロナ禍以前のにぎわいを取り戻せるのか。解除後に東京・銀座のクラブ「ル・ジャルダン」を訪ねると、オーナーの望月明美さん(55)は「予想よりは多いけど……」と空席が目立つ店内を見つめた。客足がすぐに伸びないのは、大手企業などで接待の自粛が今も続いていることが背景にあるという。

 「『自粛解除おめでとう』と来てくれる常連さんはいます。でも、企業のお客さんはまだ来ないです」。あちこちに消毒液や空気清浄機が置かれた店内で、望月さんはため息をついた。19日から通常営業を始めたが、従来は客の8割ほどを占めた大手企業の幹部や社員はまだいない。「月内は控える社内ルールがあって……」「株主総会が終わるまでは……」。望月さんの元にはそんな電話やメールが届いている。

 コロナ禍で企業が接待や歓送迎会を控えた3月、売り上げが急速に落ち込んだ。4、5月は系列を含む4店舗を閉め、月平均で1億円に上るという売り上げはゼロになった。

 6月8日から予約客に限って営業を再開した。自粛要請は続いていたが、約100人いるホステスが店から離れる危機感があった。ホステスは個人事業主で、店が休めば収入は途絶える。望月さんは政府の持続化給付金の申請方法などを助言し、依頼されれば個人的に生活資金を貸した。それでも一部は先にネオンの光が戻った他地域の「夜の街」に移った。無料通信アプリ「LINE(ライン)」でホステス向けにメッセージを一斉送信しても既読マークが付かない。他店のホステスが性風俗…

この記事は有料記事です。

残り588文字(全文1264文字)

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集