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■喫茶(カフェ)チェーン観察帖(ノート) カンゼン・1760円
喫茶店を愛するイラストレーターの著者が「スターバックス」「ルノアール」や、5年前に日本に初出店した「ブルーボトルコーヒー」など各地でチェーン展開する店を巡った観察記を、一冊の本にまとめた。例えばルノアールは<渋めのお茶目(ちゃめ)マスターさんのような>イメージなど、各チェーンに“人格”があると記し、通う客の側にも「それぞれの店に関する、その人ごとのこだわりや思い出があるはず」と話す。本書でも、学生の頃に「背伸び」がしたくてスタバに通ったなど、自身の体験を随所に書き込んだ。
各チェーンのコーヒーや食べ物などのイラストを多数掲載。元々、本にする目的ではなく「頼んだメニューが来ると、何だか描かないといけないような気持ちになって」絵をしたためてきた。過去に個人経営の喫茶店を紹介した本も刊行したが、自身は「じっくりと落ち着きたい時は重厚な、簡単な仕事がしたい時は気軽な雰囲気の店」のように、個人の喫茶、チェーン喫茶ともに幅広く通う。自らを「外に出て行くタイプのインドア派」と言…
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