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都知事選 主な候補の横顔/上 /東京

 (届け出順)

 首都のかじ取り役を決める都知事選には現職と新人の計22人が立候補し、7月5日の投開票に向けて論戦を繰り広げている。主要5候補の横顔を紹介する。

支援不十分さ感じ決断 山本太郎氏 45 れ新

れいわ新選組代表の山本太郎氏=東京都新宿区の都庁で2020年6月18日午後8時40分、稲垣衆史撮影

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 「総理になる」との思いはコロナ禍で揺れた。仕事や家を失う人が目につき、自己責任論も高まった。所持金が底を突いたのに支援を求めない高齢者にも出会った。都による支援の不十分さを感じ「困っている人たちをすぐに底上げするには都知事選で権力をとるしかない」と決断した。

 2011年の福島第1原発事故を機に反原発運動へ。13年参院選東京選挙区で初当選すると、昨年4月に「れいわ新選組」を設立。7月の参院選は比例にくら替えし自身の議席は失ったが、99万票を得て、れいわも2議席を有する国政政党に躍進した。

 尊敬するのは、生活困窮者からの求めに応じて、すぐに動く支援現場の人たち。「手を差し伸べてくれる社会」を目指している。

 俳優時代の経験が街頭演説など政治活動に役立っているかと問われると「セリフ覚えは苦手。表に出た時の『開き直り』くらいかな」と笑う。楽しみは入浴剤入りの湯船につかることで「解き放たれる場所」という。【稲垣衆史】

給与半減でもやりがい 小池百合子氏 67 無現(1)

小池百合子氏=東京都新宿区の都庁で2020年6月17日午後0時28分、南茂芽育撮影

 「崖から飛び降りる覚悟」で24年の国会議員生活に区切りをつけ都知事に転じた。就任から4年。「身を切る改革」の公約通り知事給与を半減させ「ガクッと落ちたが、それでもやりがいが勝る」と笑みを見せる。

 新型コロナウイルス対策では「ステイホーム週間」など印象的なフレーズを繰り出し注目を浴びた。自身を「仕事人」と評するが、ステイホームの期間中は「片付けコンサルタント」の近藤麻理恵さんによる「片付け極意を参考にしながらお洋服を片付けました」。

 前代未聞のコロナ渦での選挙戦だが、「それならオンライン型の選挙を」。写真共有アプリ「インスタグラム」で自宅からのライブ配信にも挑戦し「東京の母」「こんな政治家って珍しい」とのコメントも寄せられた。

 ノンフィクション作家が出版した小池氏の評伝が話題だが、「拝読しておりません。取材を受けた人は『違うことが書いてある』と言っている」と苦言を呈した。【南茂芽育】

反貧困掲げ戦い続ける 宇都宮健児氏 73 無新

東京都知事選候補・宇都宮健児氏=東京都文京区で2020年6月11日午後1時14分、内田幸一撮影

 2012、14年に続く都知事選立候補。新型コロナウイルスの感染拡大で暮らしが脅かされる社会的弱者を目の当たりにし、市民の声に後押しされたという。反貧困運動に取り組んできた経験から「都民の生存権がかかった選挙」と強調する。

 大分に入った開拓農家に育ち、貧しくも懸命に働く傷痍(しょうい)軍人の父を見て「家族を楽にさせたい」とプロ野球選手を志したこともあった。

 東大進学後は大企業か官公庁に入って親孝行しようと考えたが、同和問題に出合って「人助けができる」と弁護士の道を選んだ。多重債務者問題に長年取り組み、グレーゾーン金利の撤廃などを実現。背景にある貧困問題にも取り組んだ。

 16年は野党候補一本化の流れで出馬を断念した苦い経験から、今回は「1人でも戦う」と決断した。好きな言葉は、同志社大の創立者・新島襄の詩にある「真理は寒梅の似(ごと)し 敢(あ)えて風雪を侵して開く」。逆境でも弱者のために戦い続けた自らを重ねる。【内田幸一】


立候補者(届け出順)

山本太郎氏 45 れ新

 党代表[歴]俳優▽参院議員▽自由党共同代表▽大阪・箕面自由学園高中退

小池百合子氏 67 無現(1)

 [元]環境相[歴]防衛相▽カイロ大

宇都宮健児氏 73 無新

 弁護士[歴]日本弁護士連合会会長▽東大中退


略歴の見方

 氏名(原則実名だが一部通称)▽年齢(投票日の7月5日現在)▽政党(れ=れいわ、無=無所属)▽現元新の別▽丸囲み数字は当選回数▽職業・肩書([元]は前職を含む)▽[歴]以下は経歴と学歴

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