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災害の危険が迫った時に自宅にとどまるか、自宅外に避難するべきか――。昨年の豪雨の際、市内全域への避難指示で生じた混乱を踏まえ、鹿児島市が「防災診断」の啓発を進めている。自宅周辺の危険度などから、適切な避難行動を平時に判定しておくもので、やり方を紹介した動画を作成した。避難所への集中回避で新型コロナウイルス対策にもなるとして、活用を呼びかけている。【菅野蘭】
昨年6月末~7月初旬の猛烈な豪雨で、鹿島市は全域約59万人に避難指示を出し、最大191カ所の避難所を開設した。避難指示に対しては、自宅が安全な場合は待機する「自宅避難」も選択肢となる。だが、インターネット上などで「59万人もどこに避難するのか」といった戸惑いの声が上がる中、一部の避難所に人が集中。近くの小川があふれ閉鎖する避難所も出た。
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