8月9日に大統領選を控える旧ソ連のベラルーシで、6選を目指すアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(65)の対抗馬とみられていた元大手銀行頭取のビクトル・ババリコ氏(56)が18日、同行への捜査に関する証拠隠滅容疑で捜査当局に拘束された。ロシアのタス通信などが伝えた。政権側は捜査と選挙の関連を否定しているが、新型コロナウイルスへの対応などを巡り、ルカシェンコ氏への不満が高まる中、事前に政敵を排除したとも指摘されている。
タス通信などによると、ババリコ氏は露国営ガス企業「ガスプロム」傘下のベルガスプロム銀行の頭取を約20年務め、5月に大統領選への出馬を表明し、頭取を辞任した。大統領に集中する権限の分散化や経済の刷新などを訴え、立候補登録に必要な有権者10万人の署名をすでに集めていた。しかし、今月11日に捜査当局が脱税や資金洗浄の疑いで同行を家宅捜索し、幹部ら15人を拘束。ババリコ氏が不正に関与した疑いも取り沙汰さ…
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