沖縄包む鎮魂と平和の祈り「慰霊の日」 地上戦から75年 今なお続く基地負担

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親類の名前が刻まれた平和の礎に手を合わせる女性=沖縄県糸満市の平和祈念公園で2020年6月23日午前6時、津村豊和撮影
親類の名前が刻まれた平和の礎に手を合わせる女性=沖縄県糸満市の平和祈念公園で2020年6月23日午前6時、津村豊和撮影

 沖縄は23日、太平洋戦争末期の沖縄戦などの犠牲者を追悼する「慰霊の日」を迎えた。沖縄県民の4人に1人が亡くなったとされる日米両軍の凄惨(せいさん)な地上戦から75年。最後の激戦地となった糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園にある「平和の礎(いしじ)」には早朝から遺族らが訪れ、犠牲となった家族や友人らの名前が刻まれた石碑の前で手を合わせた。「命(ぬち)どぅ宝」(命こそ宝)。沖縄はこの日一日、鎮魂と平和の祈りに包まれる。

 戦後75年となり、沖縄戦の体験者が少なくなる中、戦争の記憶をいかに後世に伝えていくかが課題となっている。「平和の礎」には今年も新たに戦没者と判明した30人の名前が追加で刻まれた。戦没者の名前を国籍や民間人、軍人の区別なく刻んだ「平和の礎」はこの日で1995年の除幕から25年を迎え、総刻銘数は24万1593人となった。

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