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 6月25日は旧暦5月5日、つまり端午の節句の日である。この日に袷(あわせ)の着物を単衣(ひとえ)の着物に衣替えした。江戸時代は今より気温が低く温暖化も冷房による熱風もなかった。現代はこの日まで袷ならかなりつらい。新暦では6月から単衣を着られるのはありがたい。

 端午の節句ほど多様な意味が込められた複雑な節句はない。東アジアはこの時期、全体として高温多湿になるので、中国でも邪気を払う日とされ伝染病や虫を警戒した。そこで薬草や邪気を払う鍾馗(しょうき)様の出番だった。しかし一方で中国戦国時代の楚(そ)の政治家で詩人の屈原(くつげん)が投身した日とされ粽(ちまき)を食すという。もともと竜の節句なのではないかとの説もある。複雑だ。

 起源はともかく、これらが日本にやってきた結果、日本での薬草は菖蒲(しょうぶ)で、それが尚武(軍事を重んじる)となり、男児の節句となった。これは地口であって起源と何の関係もない。重要なのは日本独特のこの日の風習である。

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