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第103回全国高校野球選手権

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高専球児、涙の夏 県外通学まだ、部活も停止 独自大会、辞退相次ぐ

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第99回全国高校野球選手権奈良大会では、奈良高専がサヨナラ勝ちで1回戦を突破した=奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムで2017年7月、佐藤英里奈撮影
第99回全国高校野球選手権奈良大会では、奈良高専がサヨナラ勝ちで1回戦を突破した=奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムで2017年7月、佐藤英里奈撮影

 新型コロナウイルスの影響で中止となった第102回全国高校野球選手権大会と地方大会に代わって各都道府県の高校野球連盟が開く独自大会が一部地域で始まる中、全国で高等専門学校(高専)の出場辞退が相次いでいる。一般の高校より通学区域が広く、寮生活や府県境をまたいで通学する生徒の割合が高いことから、いまだに通学禁止となっている学校もあるためだ。

 「時間がありません。僕たちに力を貸してください」。奈良高専(奈良県大和郡山市)の野球部員が20日、ツイッターで切実な声を上げた。11人の部員のうち8人が3年生。「出場できなければ3年生は何もできないまま引退になる。なぜ(学校は)許可しないのか」と続けた。投稿は24日午前10時時点で約1600件リツイートされ、約2600件の「いいね」が付いた。

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