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入管・難民問題

国外退去処分になった外国人の入国管理施設での扱いが注目を集めています。難⺠に厳しいと言われる日本。人権は守られている︖

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「難民鎖国」は今

疲弊する難民 「入管の姿勢、許しているのは私たちでは」 牛久の会・田中喜美子さん

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「世界難民の日」に合わせ、外国の長期収容などに抗議する田中喜美子さん=東京都港区で2020年6月20日、鵜塚健撮影
「世界難民の日」に合わせ、外国の長期収容などに抗議する田中喜美子さん=東京都港区で2020年6月20日、鵜塚健撮影

 4月末現在で、全国の入管施設に収容されている外国人は914人で、難民認定申請中の人も多い。中には、長期にわたる劣悪な環境での生活で、病死したり自殺に追い込まれたりする人もいる。そうした被収容者を支えているのが、難民支援団体などの一般市民だ。東日本入国管理センター(通称・牛久入管、茨城県牛久市)の被収容者への面会活動を25年にわたり続ける「牛久入管収容所問題を考える会」代表、田中喜美子さん(67)は、「難民を疲弊した状態に追い込むのを(入管に)許しているのは私たちでは」と問題提起する。【鵜塚健/統合デジタル取材センター】

コロナ対策で仮放免進んだが…

 ――牛久入管での被収容者の生活、最近の状況はいかがですか。

 ◆入管施設の中はどこも狭い部屋に詰め込まれ、一般に3密(密閉、密集、密接)状態です。例えば10畳の部屋には2段ベッドが二つと、一人用ベッドが一つで、定員は5人。部屋のかぎが開くのは1日6時間ほどで、食事時間も含め18時間は施錠された状態で過ごします。運動は1日45分ほど。十分に日光に当たれず、多くの外国人は疲弊していきます。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入管側は被収容者の仮放免(…

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