メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

特集ワイド

還暦記者・鈴木琢磨の、ああコロナブルー 木陰の椅子、一杯の解放感 「正しく堕ちる道」思いはせ

のんびり、ゆったりチェアリングの時間を味わうパリッコさん。バードウオッチャーのことはあまり気にしていない=東京都練馬区で2020年6月9日、鈴木琢磨撮影

 じめじめ、うっとうしい季節になったが、相変わらずわが地元、東京は練馬区上石神井かいわいをぶらぶら歩いている。ここしばらく酒場ライター、パリッコさんのことがずっと頭の片隅にあった。たまたま本屋で手にした雑誌「散歩の達人」6月号が「ご近所さんぽを楽しむ15の方法」を特集していて、そこにも登場していた。「チェアリング」なる遊びにハマっているらしい。アウトドア用の折りたたみ椅子を持ってでかけ、気に入った場所で座り、ゆったりとくつろぐ。それだけだが、コロナブルーをひきずる私の気持ちを大いにくすぐるのだった。

 お互いの自宅の中間地点、氷川神社で待ち合わせることにした。パリッコさんは椅子を担いでやってきた。境内の裏手の雑木林を抜け、石神井公園の三宝寺池へ向かう。「この木陰、なんかいい感じですね」。慣れた手つきでささっと椅子を広げ、体を沈める。聞こえるのは野鳥のさえずり。望遠レンズを装着したカメラを構えたバードウオッチャーがいるが、パリッコさん、じっと木々をながめている。「ま、なんかいるんでしょうかね」。…

この記事は有料記事です。

残り2429文字(全文2881文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 二階氏サイド、自民の「習主席来日中止」決議案に猛反発 「待った」の可能性も

  2. 鹿児島、新たに30人の感染確認 28人がクラスター発生の飲食店客

  3. 首相官邸ネット発信「中の人」は電通マン 前任者も 政権のSNS戦略と深いかかわり

  4. コロナ感染止まらぬ新宿・歌舞伎町 区長はすがる思いで大物ホストの携帯を鳴らした

  5. 「給付金、今すぐくれないなら死ぬ」 逮捕された男はなぜ窓口で騒いだのか 孤独と貧困と誤解と

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです