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石綿救済法「隙間だらけ」

 アスベスト(石綿)は2006年に国内で使用が原則禁止されるまで社会の至る所で利用された。被害は石綿を扱った労働者だけでなく一般住民にまで及び、石綿が原因の中皮腫や肺がんで亡くなる人は今も増え続けている。国は「隙間(すきま)なく救済する」ことを掲げて06年に石綿健康被害救済法を施行したが、患者らからは「隙間だらけ」との批判も多く、制度見直しを望む声は強まっている。【柳楽未来】

 かつて石綿を吸い込んで発症する中皮腫や肺がんは、建設や造船などに携わる一部の労働者の問題と捉えられてきた。労働者の大半は労災で補償を受けられるが、一般の市民には同様の仕組みはなく、被害救済には大きな「隙間」ができていた。そのため、国はクボタショックからわずか9カ月後の06年3月に、石綿健康被害救済法を施行した。

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