
トランプ米政権が、黒人男性暴行死事件への平和的抗議デモを排除した6月1日は、「米国の民主主義の根幹が揺らいだ日」として米国史に刻まれるだろう。民主主義国家の指南役と考えられてきた米国で、合衆国憲法で保障された表現・集会の自由より、「力による秩序の維持」を優先する姿勢が明確に示されたためだ。抗議デモ排除に「連邦軍の投入も辞さない」というトランプ大統領の姿勢には軍からも反発の声が上がり、政軍関係も揺らいでいる。
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トランプ米政権が、黒人男性暴行死事件への平和的抗議デモを排除した6月1日は、「米国の民主主義の根幹が揺らいだ日」として米国史に刻まれるだろう。民主主義国家の指南役と考えられてきた米国で、合衆国憲法で保障された表現・集会の自由より、「力による秩序の維持」を優先する姿勢が明確に示されたためだ。抗議デモ排除に「連邦軍の投入も辞さない」というトランプ大統領の姿勢には軍からも反発の声が上がり、政軍関係も揺らいでいる。
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