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キズとカタチの総合医

やけどと皮膚移植=桜井裕之・東京女子医科大学形成外科教授

 2019年7月に起きた京都アニメーション放火殺人事件の男性容疑者が、長期の治療を経た後に逮捕されたと報道されました。男性は事件の際に大やけどを負っていて、皮膚移植を繰り返したとのことでした。事件に関連し、新聞記者の方から取材を受けたこともあり、とても印象に残っています。そこで今回は「皮膚」について取り上げたいと思います。

 皮膚は全身を覆う人体で最大の臓器で、外側の「表皮」、内側の「真皮」に分かれます。表皮は、石垣のように密に積み重なった表皮細胞でほぼ作られています。微生物や有害物質などの体内への侵入を防ぐバリアーとしての役割を果たしますが、皮膚全体でみると表面のごく一部でしかありません。むしろ、下層の真皮こそが皮膚の大半を占めます。細胞外基質という格子状の線維組織が主体で、多種多彩な細胞が存在し、血管や知覚をつか…

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