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自民党の石破茂元幹事長は25日、党本部での記者団の取材に対し、非核三原則の見直しが必要だとの見解を改めて示した。「非核三原則は本当に今のままでいいのか。『持たず』『作らず』はそうだ(そのままでいい)。『持ち込ませず』ってことは本当にいいのか」と述べ、米国が核抑止力を提供する「核の傘」の実効性を、日米両政府間で随時確認しておくべきだとの持論を念頭に発言したとみられる。
石破氏は、日本の防衛には、核の傘を中心とする米国の拡大抑止、弾道ミサイル防衛(BMD)、国民の避難体制の3点が必要だと主張。陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備断念を受けて「(核兵器を)撃つ、撃たないは全てアメリカの判断でいいのかという話はずっと避けてきた。一つ一つを議論して全体像を描かなければならない」と述べ、拡大抑止のあり方を日米間で点検しておく必要があるとの認識を改めて示した。
また、石破氏は日本の防衛政策の基本である専守防衛について「憲…
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