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避難所の感染対策実演 距離と高さ意識 宮城・石巻赤十字病院

段ボール製のベッドと間仕切りの設営方法を実演する石巻赤十字病院の植田信策副院長(中央)=同病院で2020年6月24日、百武信幸撮影

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 新型コロナウイルスの感染対策を備えた災害時避難所の設営実演が24日、宮城県石巻市の石巻赤十字病院であった。災害医療コーディネーターの植田信策副院長が、クラスター(感染者集団)を防ぐために、高さや距離を意識した配置を提言した。

 実演は、石巻保健所が毎年実施する石巻地域災害保健医療連絡会議の一環で行われ、石巻、東松島、女川の3市町の行政担当者と周辺の病院などから約90人が出席した。

 植田副院長は「災害関連死を防ぐには避難所環境の『TKB48』が重要」と強調。清潔なトイレと温かい食事を提供するキッチン、雑魚寝を防ぐベッドを48時間以内に作るのが大切との意味という。

 クラスター発生を防ぐため、通路は2メートル確保し、間仕切りは飛沫(ひまつ)の拡散を防ぐ高さをもたせつつ、避難者の健康状態を外から確認できるよう145センチ程度に。床面から舞う粉じんを吸い込まないよう簡易ベッドも高さ30センチ以上が望ましいという。カビの発生を防ぐため食事と寝る場所は分ける「食寝分離」の必要性も指摘した。

 参加者は実際に設営を体験。たたまれた段ボールを協力して広げ、やり方を知っていれば短時間で簡単に作れることを確認した。石巻市の鹿島記念病院看護部長の佐藤博文さん(43)は「意外に簡単に設置でき、プライバシーも守られると感じた。ただ人が一気に集まってきた時にどうスペースを確保し、場合によって分散避難してもらうかは課題だ」と話した。【百武信幸】

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