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この国はどこへ コロナの時代に 歴史学者・與那覇潤さん 議論収縮、失った未来

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歴史学者の與那覇潤さん=東京都豊島区で、北山夏帆撮影
歴史学者の與那覇潤さん=東京都豊島区で、北山夏帆撮影

 文体が小気味よく比喩の巧みな歴史学者、與那覇(よなは)潤さん(40)は3年にわたる闘病を終え、精力的に執筆活動を続けている。重度のうつ状態を経た人にとって「コロナの時代」はどんなふうに映るのだろう。

 「新型コロナウイルスの騒動を経て感じるのは、私たちは過去と未来の双方を喪失したということです。一番ショックだったのは、コロナ流行の9年前の3月に日本をパニックに陥れた、東日本大震災の教訓が生かされなかったことです」

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