メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

恋ふらむ鳥は

/36 澤田瞳子 画 村田涼平

「――蔣敷(こもしき)は、娘が嫁ぐのが嬉(うれ)しくないと見えるのう。息子もえらく不平顔じゃ」

 宝(たからの)女王(おおきみ)が蔣敷と品治(ほんじ)を見下ろし、眼(め)を眇(すが)めた。瞬時にして宴席が静まり返る。

 その沈黙を破るかのように、いきなり大(おお)海人(あま)が席を立った。驚き顔の人々をかき分けて広間を横切るや、額田(ぬかた)の両手をがばと握り締め、宴席の中央に引っ張り出した。

「よし、わしはこれから歌を歌うぞ。額田、返歌をくれ」

この記事は有料記事です。

残り841文字(全文1063文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 俳優・武田真治さんとモデル・静まなみさんが結婚

  2. 探して!らき☆すたマンホール 合併10年、埼玉・久喜のどこかに設置

  3. コロナ感染止まらぬ新宿・歌舞伎町 区長はすがる思いで大物ホストの携帯を鳴らした

  4. 関東・東海上空に火球 2日未明、目撃相次ぐ 「爆発音聞こえた」

  5. 失業給付の増額を 困っている人を助けるのが政治の使命

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです