メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

記者の目

滋賀・元看護助手再審無罪 冤罪の検証機関創設を=諸隈美紗稀(大津支局)

再審無罪となり、支援者らと喜び合う西山美香さん(前列左から2人目)=大津市で2020年3月31日、望月亮一撮影

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年に患者の人工呼吸器を外して殺害したとして、殺人罪で服役した元看護助手の西山美香さん(40)の再審で、大津地裁は3月、無罪判決を言い渡した。患者は自然死した可能性が高く、自白の信用性や任意性にも疑いがあり「事件性が認められない」と判断した。判決から3カ月近くたったが、県警は謝罪も、検証結果の公表もしていない。逮捕から13年間も自由を奪われ、15年にわたり汚名を着せられた西山さんに対してあまりにも不誠実だ。

 初めて会った19年4月、西山さんが「私が(人工呼吸器のチューブを抜いて殺したと)うその自白をしたのが悪かった」と振り返ったことに驚いた。別の日には「(取り調べをした)刑事には何の恨みもない」と聞き、他人に悪意を向けない人だという印象を受けた。裁判で動機とされた「病院の体制、看護助手の待遇に不満があり、恨みを晴らすためだった」という供述と、大きなずれを感じた。

この記事は有料記事です。

残り1487文字(全文1892文字)

コメント

投稿について

読者の皆さんと議論を深める記事です。たくさんの自由で率直なご意見をお待ちしています。

※ 投稿は利用規約に同意したものとみなします。

利用規約

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 特権を問う 「Yナンバーに気をつけろ」沖縄移住の女性が体験した「基地の島」の現実とは?

  2. 大雨、岐阜で大きな被害 長良川鵜飼いの警備船2隻流出 9日も大雨の恐れ

  3. 「仁義を切ってきたのか」山尾氏入党、国民党内に警戒感 立憲も「合流協議」影響懸念

  4. IS研究第一人者ハシミ氏、殺害される 日本など海外メディアに数多くコメント

  5. 浅間山 小規模噴火の可能性 気象庁事務所「大きな噴石や火砕流に警戒を」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです