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町田樹さん ゲルギエフ指揮「ザルツブルク音楽祭2000」 踊る指先、音を紡ぐ情熱

ソチ五輪フィギュアで演技をする町田樹さん=貝塚太一撮影

 ワレリー・ゲルギエフというロシアの音楽家・指揮者が振った2000年ザルツブルク音楽祭のDVD(ワレリー・ゲルギエフ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団「ザルツブルク音楽祭2000」、TDKコア)をお薦めしたいと思います。

 私が14年ソチ冬季五輪で演技したストラビンスキー作曲の「火の鳥」も収録されており、思い入れのある音楽ということもありますが、それだけでお薦めするわけではありません。コンサートの音源ではなく、「映像」であるところがポイントです。音楽は聴覚で楽しむものですが、この演奏は視覚的にも味わってほしいです。とりわけアーティスティックスポーツのアスリートや、ダンサーのように音楽を体で表現する人たちには、ぜひこの演奏を聴覚と視覚の両方で味わっていただきたいと思っています。

 というのも、音って空気の振動ですよね? 少々まわりくどいですが、人間は、その空気の振動を聴覚で拾うことで、音楽を知覚するわけです。この映像の中で指揮するゲルギエフはタクト(指揮棒)を持ちません。いろいろな演奏者から発せられる楽器の微妙な空気の振動を、指先でコントロールしているように指揮をします。その姿が本当に舞踊的で、指先が踊っているように見えます。

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