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コロナでキャンプ閉鎖、雨期で冠水「困難ばかり…」 ロヒンギャ難民支援に不安

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簡単な作りの住居が折り重なるロヒンギャ難民キャンプ=バングラデシュ南東部コックスバザール郊外で、岡大介撮影
簡単な作りの住居が折り重なるロヒンギャ難民キャンプ=バングラデシュ南東部コックスバザール郊外で、岡大介撮影

 ミャンマーの少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」が暮らすバングラデシュ南東部の難民キャンプで、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、雨期の大雨や風による被害が出始めている。24日時点で9359世帯が地滑りなど大雨や風による影響を受けた。新型コロナウイルス対策でキャンプへの出入りが制限されるなどしており、支援団体が十分に対応できない懸念も出ている。

 「コロナに加えて、雨期が襲ってきた。ミャンマーに帰るめども立たず、困難ばかりがやってくる」。86万人以上のロヒンギャが生活する南東部コックスバザール郊外のキャンプで、モハマド・アブドラさん(35)は毎日新聞の電話取材にいたたまれない心境を吐露した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が公開した写真には、ここ数日の大雨でキャンプ内の道が冠水し、難民がボートで移動する姿が写っていた。

 キャンプでは5月14日に初めて感染者が確認された。その後、コロナ対策でキャンプが事実上封鎖され、支援団体の活動も、保健に関わることなど「重要」な事柄以外は制限された。雨期は10月ごろまで続く見込みで、災害が起きても、応急的な対応以外は難しくなる可能性もある。国連の部門間調整グループは23日、「コロナに加えて、ここ数日の雨が飲料水の汚染を引き起こし、病気の流行のリスクが増している」と懸念を示した。

 23日時点のキャンプでの感染者は46人、死者は5人。一方で、援助関係者によると、検査を受けたがらない難民も増えている。結果が判明するまで施設で隔離されることを嫌がっているためだ。キャンプの周辺では23日時点で2158人が感染し、30人が死亡。約6500人いるという援助関係者の間でも感染が広がりつつあるといい、キャンプ内での更なる感染拡大も懸念されている。

 さらに難民の間では、「コロ…

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