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ハス全滅で寂しい光景に… 手賀沼の観光船、コロナとの二重苦 千葉

運航できず桟橋に係留されたままのハス見舟=千葉県我孫子市の手賀沼の小池で2020年6月22日、橋本利昭撮影

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 今年の手賀沼(千葉県)を船で巡る観光は、新型コロナウイルスの影響に加え、代表的な水生植物のハスがほぼ全滅したため、大きな打撃を受けている。柏市などの小学生の船上学習は取りやめられたままで、夏の風物詩となっていたハス見舟や納涼船も運航できず、寂しい光景となっている。【橋本利昭】

 手賀沼では6店がハス見舟のほか、釣り船や納涼船、小学生対象の船上学習などの営業をしている。しかし、今年は柏市箕輪新田にある「道の駅しょうなん」を出発する観光船は軒並み中止となり、沼を周遊する大型遊覧船は5月の連休中は運休。7、8月の納涼船の運休も決まった。

 我孫子市我孫子新田の手賀沼のほとりにある老舗釣り船店「手賀沼の小池」が運航していたハス見舟は、船頭さんのガイドを聞きながらハスの花を見られ、風情があると好評だった。ただ、今年は2隻のハス見舟は桟橋に係留されたままで、頻繁にある電話予約も断らざるを得ない。「今年は一度も舟を動かしていない。観光収入はほぼゼロだ」と経営する小池勇さん(78)は肩を落とす。

ハスの生育が見られない手賀沼=千葉県柏市で2020年6月22日、橋本利昭撮影

 新型コロナの影響に加え、観光の目玉のハスが生育していないことが大きい。群生地は爆発的な繁殖から一転、昨年は激減し、今年は花や葉が見られず壊滅状態となっている。原因は分かっていない。

 また、手賀沼周辺の小学校が校外学習の一環で行ってきた船上学習は、新型コロナによる長期休校が続いた影響で、一度も行われていない。

ハスが大繁殖した2018年の手賀沼=千葉県で2018年6月14日、橋本利昭撮影

 小池さんは「新型コロナに加え、ハスが生育しないため、ダブルで打撃を受けている。こんな危機的な状況は戦後から営業しているが初めてのことで、先行きが心配だ」と話している。

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