京大霊長類研、元所長らが研究費5億円不正支出 設備工事巡り 私的流用はなし

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研究費の不正支出が明らかになった京都大霊長類研究所=愛知県犬山市で2019年12月、川瀬慎一朗撮影(画像の一部を加工しています)
研究費の不正支出が明らかになった京都大霊長類研究所=愛知県犬山市で2019年12月、川瀬慎一朗撮影(画像の一部を加工しています)

 京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の設備工事を巡り、国から交付された研究費が不正に支出された疑いが持たれた問題で、京大は26日、同研究所元所長の松沢哲郎・高等研究院特別教授ら4人による不正な支出が34件・計5億669万円あったと発表した。私的流用はなかったとしている。

 松沢氏はチンパンジーの知性を探る霊長類研究の第一人者として知られ、同研究所の所長を2006~12年に務めた。他の3人は、同研究所の友永雅己教授(当時は准教授)▽当時は同研究所特定准教授だった平田聡・京大野生動物研究センター教授▽当時は同研究所特定助教だった森村成樹・同センター特定准教授。

 発表によると、内訳は過大な支出が12件(1498万円)▽架空取引が14件(4880万円)▽目的外使用が1件(47万円)▽入札妨害が7件(4億4242万円)。いずれも同研究所と同センターのチンパンジー用ケージの整備に関係していた。

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