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ネオニコ系農薬を規制強化 野生ミツバチへの影響評価も追加 環境省方針

菜の花の蜜を集めるニホンミツバチ=福岡市博多区で2020年3月9日、津村豊和撮影

 ミツバチ大量死の一因と指摘されるネオニコチノイド(ネオニコ)系農薬への規制を強化するため、環境省は新規に登録される農薬の安全性審査の対象となる影響評価生物に、野生のミツバチを追加する方針を固めた。農林水産省も今年4月施行の改正農薬取締法で、影響評価対象に飼育用ミツバチを加えたほか、農薬の容器に被害を与えない使用方法を表示することなどを義務付けた。ネオニコ系農薬の製造や使用方法が制限されることになる。

 ネオニコ系農薬は、防除効果が高い一方でヒトへの毒性が弱く効果が持続することから、イネなどの害虫となるカメムシの防除目的で1990年代ごろから国内外の水田などで広く散布されてきた。作物や水田の水などから昆虫が体内に取り込むと、神経系の働きを阻害する効果がある。

 近年、欧州などの一部地域でセイヨウミツバチが大量死する事例が相次ぎ、ネオニコ系農薬との関連が指摘されている。国連の科学者組織「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」(IPBES)が2016年に発表した報告書でも、ミツバチなど花粉媒介生物を減少させている可能性を指摘した。

 国内でも00年代以降、セイヨウミツバチが大量死する事例が各地で報告され、養蜂家からネオニコ系農薬の使用規制を求める声が上がっていたが、環境省などはこれまで、大量死…

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