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やまゆり園の虐待検証 神奈川県が一転して継続 6施設に対象拡大

神奈川県庁=横浜市中区で2019年2月18日、山本明彦撮影

 津久井やまゆり園の虐待の調査を神奈川県が中止すると宣言していた問題で、県は26日、方針を転換し、引き続き検証を続けると表明した。県議会厚生常任委員会で、県当局が説明した。検証の中止については障害者虐待防止法の専門家や全国の障害者団体から批判が噴出。検証継続を求める要望書が相次いで県や県議会に提出されていた。【上東麻子/統合デジタル取材センター】

 津久井やまゆり園は2016年に障害者への大量殺傷が起きた県立施設。社会福祉法人かながわ共同会が運営している。昨年秋に虐待の疑いが浮上し、今年1月、県が第三者の専門家3人に依頼して検証委員会(佐藤彰一・国学院大学教授)を設置し、5月14日に中間報告を提出。今後、新型コロナウイルスの影響で延期になっていたヒアリングを実施する予定だった。中間報告では要件を満たさない身体拘束や長時間の居室施錠などの実態を挙げ、長期にわたる「虐待」の疑いを指摘していた。県に対しても「設置者としての役割が不十分」と改善を求めていた。

 ところが5月18日の県議会厚生常任委員会で、県側が「津久井やまゆり園の検証は中間報告をもって終了」と宣言。毎日新聞デジタルの詳報(6月18日)でこの事実が明るみに出ると障害当事者らから批判が相次ぎ、障害…

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上東麻子

1996年毎日新聞入社。佐賀支局、西部本社、毎日小学生新聞、東京本社くらし医療部などをへて2020年から統合デジタル取材センター。障害福祉、精神医療、差別、性暴力、「境界」に関心がある。日本新聞協会賞を受賞したキャンペーン報道「旧優生保護法を問う」取材班。共著に「強制不妊」(毎日新聞出版)。散歩とヨガ、ものづくりが好き。

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