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託す、アジサイの夢

アジサイの成長を確かめる南澤忠一さん(中央)。つえを片手に、高水健さん(左)と南嶋祐樹さんに手ほどきする=東京都あきる野市で2020年6月10日、滝川大貴撮影

 野山を半世紀かけて一面のアジサイ畑に変えた「花咲かじいさん」と呼ばれる老人がいる。「南沢あじさい山」(東京都あきる野市深沢)は毎年6月中旬ごろから1カ月、約1万5000株が咲きそろう。山には元々アジサイが無く、一人で挿し木を続けて増やしたのが山の持ち主の南澤(みなみざわ)忠一さん(90)だ。

 きっかけは1970年、敷地内の先祖の墓を彩ったことだ。深沢地区ではお盆の法要が7月に行われる。親族に墓参の道を季節の花で楽しんでほしいと考え、開花時期が長く多彩なアジサイが浮かんだ。庭にあった2株を切り分けて林道に植え、5年間で200株に増やした。親族や近隣住民のねぎらいの言葉が励みになり、経営する木材業の業務の傍らで栽培を続けた。

 手入れを始めて30年が過ぎる頃、約600メートルにわたるメインの通りが完成。年間1万人以上が訪れる名所になった。近隣住民からの「うちにも植えて」という要望もあり、深沢のアジサイは今も拡大を続ける。

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