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京都観察いま・むかし

八木先生の覚え書き/94 負のスパイラルを断とう コロナ禍と差別問題 /京都

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が私たちの社会の雰囲気を異様に変えてきました。このことを作家の辺見庸さんは「コロナに乗じた同調圧力と相互監視、行動と内面の統制が一段とつよまりつつある」と表現しました(生活クラブ生協機関誌『生活と自治』6月号)。筆者の言葉に置き換えていえば、コロナ騒動を媒介にした“差別主義と排外主義の横行”ということになります。

 たとえば、クラスターと呼ばれる集団感染が発生した京都産業大(京都市北区)には多くの脅迫電話やメールが寄せられたと聞きます。新聞報道によれば、「感染している学生の名前や住所を教えろ」「殺しに行く」(『朝日』4月8日付)、「学生を殺しに行く」「学生の住所を教えろ」「大学に火を付ける」(『毎日』4月16日付)、「殺す」「この時期に海外旅行なんて生物兵器かよ」(『北海道』4月20日付)等々。

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