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橋爪大三郎・評 『中国禅宗史 「禅の語録」導読』=小川隆・著

『中国禅宗史 「禅の語録」導読』

 (ちくま学芸文庫・1430円)

 中国で独自の発達を遂げ、仏教なのかさえ疑問な禅宗。その真の姿を、語録を通して探り出す。

 禅宗は、初期↓唐代の禅↓宋代の禅、と変遷した。日本に伝わったのは宋代の臨済/曹洞宗。以来各宗は、語録を漢籍として訓読してきた。でも語録は唐宋の口語。素直に中国語として読むべきだ。敦煌(とんこう)から初期禅宗の文書も出土した。これらを踏まえ、当時の思想や社会にも目配りし、宗門の常識の届かない禅の原点に迫ろう。

 インドの達磨が中国に来て、禅の行法を伝えた。達磨↓恵可↓僧璨(そうさん)↓道信↓弘忍↓恵能へと、「伝灯」が継承されたという。語録は禅宗独特の、師弟の問答録だ。禅問答は意味不明なのだろうか。

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