リニア沿線、失望と困惑 愛知知事「粘り強く協議を」 27年開業困難

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静岡県庁でJR東海の金子慎社長(左)を出迎える川勝平太知事=静岡市葵区で26日午後1時25分、古川幸奈撮影
静岡県庁でJR東海の金子慎社長(左)を出迎える川勝平太知事=静岡市葵区で26日午後1時25分、古川幸奈撮影

 リニア中央新幹線の建設工事を巡り、26日に行われたJR東海の金子慎社長と静岡県の川勝平太知事との初の「トップ会談」が平行線に終わった。静岡工区の着工のめどが見えないことで2027年開業が延期となる公算が大きくなり、沿線自治体や経済界からは失望や困惑の声が上がった。

 名古屋商工会議所の山本亜土会頭は「トップ会談実現に期待を持ったが、率直に言って失望が大きい」とコメント。「沿線では官民一体で大きな開発準備が既に進行中だ。互いのメンツにこだわることなく、現実的な解決策を両者で考えてもらうことが一番大事ではないか」と求めた。

 静岡県を除く沿線9都府県で作る「リニア建設促進期成同盟会」会長の大村秀章・愛知県知事は26日に記者会見し「率直な意見交換は有意義」としつつ、JR東海に対し「(6月中の準備工事入りが)過ぎたら全て駄目というわけではない。粘り強く協議し、一日も早くより良い方策を見いだしてほしい」と求めた。

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