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寺院と飲食店がコラボ 定食注文で猫の限定御朱印プレゼント 岡山・鏡野町

料理と御朱印を持つ奥田享さん(左)と美津子さん(右)=岡山県鏡野町沖で、2020年6月16日午後1時56分、岩本一希撮影

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 新型コロナウイルス流行で暗いニュースが続く中、食事で元気になってもらおうと、岡山県鏡野町の飲食店が新見市の「養命寺」(同市足見)とコラボレーションした「養命寺定食」を5月中旬から販売している。定食を頼むと同寺で飼っている猫「バンシー」が描かれた限定御朱印4種類のうち一つがもらえるとあって、そのことを会員制交流サイト(SNS)で知った県内外の人たちから問い合わせが相次いでいる。

 販売するのは同町沖の「お食事処 あそこ」。税込み1000円の定食には約10~15種類のおかずと白米、汁物がつく。店長の奥田亨さん(67)によると、注文した人の性別や年代を考慮し盛り込むおかずをその都度、変えているという。想像以上にボリュームのある定食で、亨さんは「採算度外視でやっている」と笑顔で話す。

 同店は山田養蜂場(同町市場)の蜂蜜をタレに加えたから揚げが評判で、町民だけでなく県内外から客が来店。また、中国自動車道の院庄インターチェンジからも近く、夜は日本各地を走るトラックドライバーの憩いの場としても知られているが、コロナ禍で同店は4月半ばから営業を自粛。5月から再開したものの、以前ほどの客足にはまだ戻っていない。そんな状況を、養命寺に嫁いだ長女の福田奈々さん(33)が聞き、店が再びにぎやかになればと、今回の企画を提案した。

 御朱印は奈々さんの夫、福田光人住職(41)が書く。色鮮やかなイラストが描かれている同寺の御朱印は、以前からSNSで広く知られて海外からも依頼が来るほどで、現在7カ月待ち。新型コロナ対策で県外からの参拝者の訪問を見合わせているほか、県内からの参拝者も人数を制限して受け付けている。福田住職は「お寺も他業種も厳しい状況。みなさんにとって光となるような企画になれば」と語る。

 定食は当面の間続け、夏には新たな種類の御朱印を作成する予定。亨さんと妻の美津子さん(67)は県外の人が自由に店へ来ることができる日を待ち望んでおり、「大変な時だけど、食事で皆さんの笑顔を取り戻せたら」と願っている。【岩本一希】

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