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「院内ぐちゃぐちゃに」 職員3割一時不在、富山市民病院前院長が涙した理由

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院内感染が発生した当時を振り返る富山市病院事業管理者の石田陽一医師=富山市民病院で2020年6月12日午前10時17分、松本光樹撮影
院内感染が発生した当時を振り返る富山市病院事業管理者の石田陽一医師=富山市民病院で2020年6月12日午前10時17分、松本光樹撮影

 「家に帰らず、車中泊をしている職員もおります」

 4月14日、富山市民病院の記者会見。涙ながらに語る姿が、テレビのニュースで繰り返し流された。新型コロナウイルスの院内感染で患者や医療従事者計39人が陽性となり、最大約3割の職員が自宅待機で不在に。会見で危機的状況を訴えた同市病院事業管理者で前院長の石田陽一医師(65)が6月中旬、毎日新聞のインタビューに応じた。「なんとか(待機期間が終わる)2週間頑張ろう」と励まし合ったことを明かし、「普段の考え方が甘かった。教訓にして、自治体病院として全力で第2波に備えたい」と話した。

 最初に感染者が判明したのは4月9日。その直前には石田医師に「肺炎の症状のある看護師がいる」との情報が入っていた。それまで疑い例のほとんどが陰性だったので希望的観測を持っていたが、結果は陽性。すぐに患者や同僚の感染を危惧したが、遅かった。11日には同じ西棟6階の整形外科病棟に勤める看護師3人と入院患者1人の感染が判明。その後も同病棟を中心に増え続けた。

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